文責 柔道整復 創健堂 院長 柔道整復師 登録販売者 榊原孝文
薬はなぜ「部分」だけに効かないのか
私たちは、痛みや不調があるとき、薬によって症状を和らげることができます。
薬は本来、特定の症状や部位に作用することを目的として作られていますが、その影響は決して「部分」だけにとどまるものではありません。
人体は、臓器や神経、血流が互いに連動する一つのシステムです。
薬の成分は血液を通じて全身に運ばれ、目的とする部位だけでなく、他の臓器や機能にも作用します。
そのため、薬は「部分」に効きながらも、必ず「全身」に影響を及ぼすという性質を持っています。
効果と副作用が切り離せない理由
薬の効果と副作用は、しばしば対立するもののように捉えられます。
しかし実際には、両者は切り離せない関係にあります。
例えば、痛みを抑える薬は、症状を軽減する一方で、胃腸への負担や眠気、腎機能への影響などを引き起こすことがあります。
これは、薬が痛みの原因だけに作用するのではなく、身体全体に影響を与えるために生じる現象です。
登録販売者として薬を扱う中で強く感じるのは、
「薬は便利な道具であると同時に、使い方次第で身体に負担を与える存在にもなり得る」
という事実です。
だからこそ、効能だけでなく、副作用や使用上の注意を理解することが、薬を安全に使うための前提となります。
痛み止めの薬に起こりやすい身体への影響
整形外科などで処方される消炎鎮痛剤や神経に作用する薬は、痛みを抑えるために広く使用されています。
これらの薬は、日常生活を支える重要な役割を果たしている一方で、長期使用による影響にも注意が必要です。
例えば、胃腸障害、倦怠感、腎臓や肝臓への負担などは、比較的よく見られる副作用の一例です。
特に高齢者や体力の低下している方では、少量でも影響が出やすくなることがあります。
薬は「効いているように見える」一方で、身体の別の部分に負担をかけている場合がある。この事実を知っておくことは、薬との向き合い方を考える上で重要な視点です。
薬だけでは変わらない身体の状態がある
創健堂には、腰痛や肩こり、坐骨神経痛など、長く続く痛みに悩む方が多く来院されます。
お話を伺う中でよく聞かれるのが、
「薬を飲んでいるのに、なかなか良くならない」
という声です。
薬は症状を抑える力を持っていますが、症状を生み出している「身体の状態」そのものを変えるものではない場合も少なくありません。
例えば、背骨の歪みや姿勢の崩れ、身体のバランスの乱れといった要因は、薬だけでは直接的に改善されにくいものです。
実際に、背骨や身体のバランスを整えることで、長年続いていた痛みが改善するケースを数多く経験してきました。
これは、痛みの原因が「炎症」だけでなく、「身体の構造」に関係している場合があることを示しています。
背骨と身体のバランスという視点
身体は、背骨を中心にバランスを保ちながら機能しています。
背骨の歪みは、筋肉や関節、神経の働きに影響を与え、結果として慢性的な痛みや不調につながることがあります。
創健堂では、背骨と全身のバランスに着目し、身体の状態を整えることを施術の中心に据えています。その結果、薬に頼り続けていた方が、身体の変化を実感されるケースも少なくありません。
もちろん、すべての症状が施術だけで解決できるわけではありません。重要なのは、「薬か施術か」という二択ではなく、身体の状態に応じた適切な方法を選ぶことです。
薬と施術は対立するものではない
創健堂では、施術だけでなく、医療提携によるオンライン診療・オンライン処方という選択肢も大切にしています。
症状や状況によっては、医師の診断や薬による治療が必要な場合があるからです。
薬と施術は、対立するものではなく、互いに補完し合う関係にあります。
身体の状態を正しく理解した上で、「薬で抑えるべき症状」と「身体から変えるべき問題」を見極めることが重要です。
登録販売者として、また施術者として、
「その人にとって何が最も負担の少ない選択か」
を考えることが、創健堂の基本姿勢です。
薬と上手につき合うために大切なこと
薬は、正しく使えば大きな助けとなる一方、過信すれば身体に負担を残す可能性があります。だからこそ、薬を「万能な解決策」と捉えるのではなく、「身体を支える一つの手段」として理解することが大切です。
痛みや不調に向き合うとき、
「なぜこの症状が起きているのか」
という視点を持つことが、根本的な改善への第一歩になります。
薬だけに頼るのでもなく、薬を否定するのでもない。
身体の状態を見つめながら、必要に応じて薬と施術を選択する。
その積み重ねが、本来の健康な身体を取り戻す道につながると、私たちは考えています。
身体の状態について、より具体的に知りたい方は、
症状別の施術内容と料金をまとめたページをご覧ください。
なお、身体の状態によっては、医師の診断や医療的な対応が必要となる場合もあります。
そのようなケースについては、医療提携によるオンライン診療の選択肢も別ページでご案内しています。
当院は日曜日・祝日も施術をおこなっています。
柔道整復 創健堂
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