【プロが教える】身体の回復を早める栄養学 | 京都市上京区・柔道整復 創健堂

文責 柔道整復 創健堂 院長 榊原孝文  ※本記事は内容を見直し、最新の情報に更新しています。

私たちの体は、食べたものから得られる栄養素によって、日々作り変えられ、動かされています。以前は「5大栄養素」と呼ばれていましたが、現在は腸内環境の重要性が高まり、「食物繊維」を加えた「6大栄養素」として考えるのが一般的です。

これらの栄養素は、大きく分けると以下の3つの役割を担っています。

  1. 体のエネルギーになる(ガソリン): 糖質・脂質

  2. 体の材料になる(ボディ): タンパク質・脂質・ミネラル

  3. 体の調子を整える(オイル・潤滑油) ビタミン・ミネラル・食物繊維

これらの栄養素は、どれか一つが欠けても正常に働きません。特に当院が目指す「早期改善」のためには、これらの栄養素がチームとして機能していることが不可欠です。

 

それでは、それぞれの具体的な役割を見ていきましょう。


体を形作る土台「三大栄養素」

  • タンパク質(体の材料):

  • 筋肉、皮膚、骨、内臓、そして痛みを伝える神経伝達物質まで、体の約16%はタンパク質です。「材料不足」の状態では、どんなに良い施術をしても回復のスピードは上がりません。

  • 脂質(細胞のバリア):

  • ホルモンの材料や細胞膜の構成成分です。良質な脂質は、炎症を抑え、脂溶性ビタミンの吸収を助けます。

  • 糖質(脳と体のガソリン):

  • 最も重要なエネルギー源ですが、ビタミンB1が不足すると燃焼できず、倦怠感やイライラの原因になります。


体調を整える第6の栄養素「食物繊維」

かつては「食べカスの残り」と言われていた食物繊維ですが、現在は健康維持に不可欠な第6の栄養素として重要視されています。

  • 腸内環境は「吸収」の入り口: どんなに良いビタミンを摂取しても、腸内環境が乱れていれば効率よく吸収されません。食物繊維は善玉菌の餌となり、腸を整えることで、栄養素の吸収効率を高めます。

  • 血糖値の安定 糖の吸収を緩やかにし、急激な血糖値の上昇(イライラの原因)を抑えます。

  • 内清掃: 有害物質を吸着して排出するデトックス効果もあり、内側から体をクリーンに保ちます。


代謝のスイッチ「ビタミンB群とビタミンC」

水に溶けやすく、体の中で「酵素」を助ける補酵素(ほこうそ)として、絶え間なく働き続けるビタミンです。

  • ビタミンB群(代謝の潤滑油) B1、B2、B6、B12など8種の総称です。食べたものをエネルギーに変え、神経の修復を助けるため、腰痛や手のしびれにお悩みの方には特に重要です。

  • ビタミンC(結合の要): 美容のイメージが強いですが、実はコラーゲン合成の主役。骨や血管の強度を保ち、傷ついた組織の修復を早めます。

【知っておきたい豆知識:酵素(こうそ)とは?】

私たちの体の中では、食べたものを消化したり、筋肉を動かしたり、傷ついた細胞を修復したりと、絶えず「化学反応」が起きています。この反応をスムーズに進めるための「仲介役(触媒)」が酵素です。

いわば「体の中の作業員さん」のような存在ですが、彼らは単独では働けません。ビタミンやミネラルが「道具」として揃うことで、初めてテキパキと仕事をこなせるようになります。だからこそ、ビタミン不足は「作業の停滞=不調」に直結するのです。


体に蓄えて働く「脂溶性ビタミン」

脂に溶けて体内に蓄積され、粘膜や骨の健康、抗酸化に寄与します。

  • ビタミンA(粘膜の守護神): 目や皮膚の健康を保ち、呼吸器の抵抗力を高めます。

  • ビタミンD(骨のビタミン): カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にします。当院で扱う「背骨」の健康に直結する栄養素です。日光浴でもつくられますが、現代人は不足しがちです。

  • ビタミンE(若返りの鍵): 強力な抗酸化作用で、血管を若々しく保ち、血流を改善します。

  • ビタミンK(止血と骨の代謝): 血液を固めるだけでなく、カルシウムが骨に定着するのを助けます。


微量でも多才な働き「主要ミネラル」

ビタミンが酵素(作業員)の働きを助ける「道具」なら、ミネラルはまた違う役割を果たす「もう一つの道具」です。

 

カルシウム:

骨を作る材料であると同時に、筋肉を動かしたり、心を安定させたりするための重要な「道具」として働きます。

 

マグネシウム:

300種類以上の酵素反応を支える、エネルギー作りには欠かせない「道具」です。

 

セレン・クロム:

細胞の酸化を防ぎ、代謝を正常に保つための「精密な道具」として機能します。

 

【ここがポイント!】

体という現場では、ビタミンという道具と、ミネラルという道具の両方が揃って初めて、修復作業がスムーズに進みます。

 

どちらか一方が不足するだけで、作業員(酵素)は立ち往生してしまい、結果として「治りにくい体」になってしまうのです。だからこそ、この「道具のバランス」が大切です。


必要量は人それぞれ「ビタミンカスケード」という考え方

「厚生労働省が定める推奨量」を摂っていれば十分、というわけではありません。三石巌先生が提唱された「ビタミンカスケード」という理論があります。

ビタミンが体内で働く順番には優先順位があり、さらにその「受け皿」の能力には大きな個体差があります。

  • ストレスが多い人

  • 怪我や慢性的な痛みを抱えている人

  • 体質的に特定のビタミンを大量に消費する人

このような方は、一般的に言われる量では「カスケード(滝)」の末端までビタミンが行き渡らず、修復が追いついていない可能性があります。


あなたの「必要量」を体感で探しましょう

私たちの体の中で、栄養素はエネルギー作りから免疫、ストレスケアまで、24時間休まず働いています。

 

病気やケガの回復には、材料となる十分な栄養摂取が欠かせません。

 

柔道整復 創健堂が掲げる「早期改善・早期治癒を目指し、長期の通院はさせない」という理念。

これを実現するためには、施術による「外側からの調整」と、栄養による「内側からの修復」、この両輪が揃うことが不可欠です。

 

まずは、基本的な栄養素を意識することから始めてみてください。

 

「自分の体の中で栄養素がどのような効果を発揮してくれるのか」という観察眼を持って、体感的に自分の必要量を見つけ出し、より質の高い生活(QOL)を目指していきましょう。


それぞれのビタミンで不足すると現れやすいとされる疾患

ビタミンA

 夜盲症、ニキビ、知能障害、角膜乾燥症、成長停止、皮膚乾燥、抵抗力の低下

ビタミンE

 肩こり、生理痛、冷え性、シミ、ソバカス、溶血性貧血、不妊、流産、頭痛

ビタミンD

 くる病、骨粗鬆症、動脈硬化症、骨軟化症

ビタミンK

 新生児出血症、頭蓋内出血、血がとまりにくい

ビタミンC

 壊血病、風邪、シミ、ソバカス、肉体疲労

ビタミンB1

 脚気、ウェルニッケ脳症、食欲不振、足のしびれ、だるさ、疲労感、動悸

 息切れ、むくみ、めまい、頭痛、嘔吐、下痢、先天異常

ビタミンB2

 口角炎、口内炎、舌炎、脂漏性皮膚炎

ビタミンB6

 アレルギー症状、神経障害、脂肪肝

ビタミンB12

 ペラグラ、胃腸障害、精神障害、皮膚炎

ナイアシン(ビタミンB3)

 ペラグラ(皮膚炎、下痢、精神神経障害)、消化管の不調、舌炎

葉酸

 巨赤芽球性貧血、胎児の神経管閉鎖障害(先天性異常のリスク)、舌炎

パントテン酸(ビタミンB5)

 手足のしびれや灼熱感、疲労感、成長障害、頭痛

ビオチン(ビタミンB7)

 リウマチ、脱毛、湿疹(皮膚炎)、食欲不振、結膜炎

コリン

 脂肪肝、肝機能障害、記憶力の低下

イノシトール

 脂肪肝、高コレステロール、湿疹、脱毛

ユビキノン(コエンザイムQ10)

 心機能の低下、疲れやすさ、冷え、免疫力の低下

 


それぞれの栄養素を多く含む食材の一例

※カルシウムを多く含む食品

小松菜、モロヘイヤ、いりごま、ワカサギ、干しエビ、ししゃも、丸干しイワシ、凍り豆腐、プロセスチーズ、牛乳など

 

※マグネシウムを多く含む食品

海藻類、干しエビ、ほうれん草、鶏卵、大豆水煮、糸引き納豆、枝豆、きな粉など

 

 

※セレンを多く含む食品

鰹節、たらこ、まがれい、マグロ、かつお、えび、かに、カキ(貝)など

 

※クロムを多く含む食品

ひじき、さつまいも、ほうれん草、大豆、さんま、あさり、豚ロース肉など

(クロムは、三価と六価という2つの状態で存在しますが、私たちの健康管理上、重要なのは「三価クロム」です。環境汚染で問題となっている人工的に生成された「六価クロム」と違って毒性はありません。)

 

※鉄を多く含む食品

肉・肉加工食品、豚レバー、赤身牛肉、まぐろ、鰹、小松菜、ほうれん草、大根葉など

 

※リンを多く含む食品

肉、魚、卵、乳製品、豆類などタンパク質の多い食品

 

※カリウムを多く含む食品

バナナ、夏みかん、里芋(いも類)、海藻類、納豆、黒砂糖など


創健堂が患者様と共にめざすのは...

痛みを取るだけでなく 「痛みを繰り返しにくい、しなやかな身体づくり」

そして、もう一度「やりたかったこと」に思いきり取り組める身体をつくることです。

 

どこへ行っても良くならない身体の痛みでお悩みでしたら、ぜひ一度、創健堂にご相談ください。

 

あなたの身体と、もう一度しっかり向き合うお手伝いをいたします。


ラインでご予約・ご相談
ホットペッパービューティ予約リンク
エキテン予約リンク

お電話でお問合せ・ご予約

「ホームページを見て」お電話ください


Google マップは現在の Cookie 設定では表示されません。「コンテンツを見る」を選択し、Google マップの Cookie 設定に同意すると閲覧できます。詳細は Google マップの[プライバシーポリシー]をご確認ください。Cookie の利用は、[Cookie 設定]からいつでも変更できます。

当院は日曜日・祝日も施術をおこなっています。

柔道整復 創健堂

602-8306

京都府京都市上京区千本通寺之内下ル西五辻北町457

 

京都市上京区 千本通寺之内交差点南側

千本えんま堂さんから南へ徒歩2分

当院は交通の便のいいところにあります。

市バス6号、46号、59号、206号系統

乾隆校前(けんりゅうこうまえ)バス停すぐ