せぼねのずれが原因で起こる頭痛
コラム
頭痛の原因はたくさんありますが、せぼね(背骨)がずれることによって起こる頭痛があります。
首の部分の骨は頸椎(けいつい)といいます。頸椎は頭蓋骨を支える土台となる骨です。7つの骨が積み重なり、その間には椎間板(ついかんばん)と呼ばれるクッションの役割を果たす組織があり、周囲から筋肉や靭帯(じんたい)が頭蓋骨や頸椎を支えています。
積み重なる頸椎の間から神経が出ていて、後頭部や首筋、左右の肩や腕に分布しています。頸椎を支える筋肉の緊張が強くなったり、就寝時の枕の当たり方が悪かったりして頸椎のずれが生じたとき、神経が圧迫されると頭痛だけでなく肩こり、手のしびれなどの症状も現れることがあります。
頭痛を感じることで仕事や勉強もはかどらず憂鬱な気分になってしまうので、ついつい頭痛薬など鎮痛剤に頼ってしまいがちですが、鎮痛剤では物理的な骨のずれを取ることはできません。
筋肉の緊張を緩めるために体操やストレッチを行う方法もありますが、ずれを解消することは難しいです。
背骨の位置を確認し手技によって適切に矯正する事が大切で、ずれが原因の症状は、ずれを取らない限り根本的な解決にはなりません。鎮痛剤でごまかすことの無いようにしてください。