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コラム

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赤ちゃんと細菌の最初の出会いは、お母さんの産道を通る時。

コラム 

赤ちゃんがお母さんのお腹の中で羊水につかっている間は全くの無菌状態に保たれています。

胎児

しかし出産後には、時間の経過とともに赤ちゃんの皮膚や消化管の中に侵入してきます。ではいつから細菌と出会うようになるのでしょうか。・・・それは・・・

胎児が最初に細菌と出会うのはお母さんの産道(膣)を通る時なんです。

書籍を紹介します。
【あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた』
アランナコリン:著  矢野真千子:訳

 

紹介書籍

この書籍の中に以下のように書かれています。詳しくは書籍をお読みくださいね。

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新生児の腸内細菌を、母親の膣と糞便と皮膚、父の皮膚から採取した四種類のサンプルと比べると、新生児の腸内でコロニーをつくっている菌種や菌株は、母親の膣内のそれと最も近い。一番多いのはラクトバチルス属とプレボテラ属の細菌だ。これらの膣内細菌は少数精鋭で母親の腸内細菌と比べると多様性はずっと少ないが、新生児の発達途上の消化管で特別な任務を負っているのだろう。ラクトバチルスのいるところには病原体は存在しない。クロストリジウム・ディフィシルも、緑膿菌も連鎖球菌もいない。こうした厄介者はラクトバチルスに押しのけられて足場を築くことができない。ラクトバチルスは乳酸菌と総称されるグループの一部で、ミルクをヨーグルトに変える細菌もここに含まれる。ラクトバチルスがつくる乳酸(ヨーグルトに酸味を与える物質)がある場所は、他の細菌にとって居心地が悪い。また、ラクトバチルスは自分で抗生物質をつくり出す。この抗生物質はバクテリオシンと呼ばれ、新生児の無垢な腸内に入ってこようとする病原体を殺す役割を果たしている。
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※コロニー:集団、集落

 

新生児の腸内細菌は、出生時に母親の膣を通ることでそこにいる乳酸菌を全身に浴び、乳酸菌は口や鼻を通って腸内に入り増殖してコロニーをつくり棲息するようになります。そして新生児を外部から侵入する病原菌から守り、また赤ちゃんが飲んだ母乳を消化吸収しやすいように分解の手助けをしてくれているのです。

紹介した文中に、母親の糞便に含まれる菌群も検証の対象となっていますが、これは胎児が産道を移動する過程で身体が横方向に回転し、顔を出すときは母親の肛門部と胎児の口が近接すること、そして出産時の多くの場合に、子宮収縮ホルモンの作用と、降りてくる胎児の圧力を受けて、陣痛中や出産時にほとんどの女性が排便することからです。

出産

最近の出産では、事前に浣腸をして排便しないように準備することが増えてきているとか・・・

出産時の排便も母親から新生児への細菌の合理的な受け渡し方として、ヒトが進化の過程で組み込まれたものと考えられます。実際に地球上に生存する動物や昆虫でも、生まれた子に糞便を食べさせたり、母親の胎内に棲息する細菌を糞便とは違った形で食べさせるケースはたくさん見られるそうです。

帝王切開で生まれる赤ちゃんがいます。生後数か月経過した赤ちゃんの腸内細菌叢の組成を調べてみると、その赤ちゃんが帝王切開で生れたのか経腟出産だったのかその違いは明らかで、帝王切開で生れた赤ちゃんは母親の膣由来の細菌のコロニーはできておらず、母親の皮膚、父親の皮膚、医療スタッフの皮膚細菌が基礎となったコロニーが形成されているそうです。

赤ちゃんは手あたり次第、何でも口に入れます。これは自分から細菌と接触して、細菌に対する抵抗力(免疫力)をつけようとする自然の行動ともいえます。殺菌、抗菌、除菌、滅菌などとあまり神経質になると、かえって赤ちゃんの抵抗力(免疫力)を落としてしまうことになり、丈夫な身体作りを邪魔することにもなりかねません。

赤ちゃんとおもちゃ

赤ちゃんの抵抗力を高めるためには、清潔さにあまり執着しないように程々にするのがコツですね。